MONOLOGUE〜その名儚く
船を去る人を何度も見送ってきた。
「そのとき」が来たら、何を思うのだろう。
私はまだ、しばらくふらふら彷徨っていそうだけど・・・
【MONOLOGUE〜その名儚く】
シューティングスター、一瞬の流れ星
キラキラと光り輝いたら流れ落ちて終わってもいい
そう思ってたあの頃 燃え尽きて、
ただの石ころになっても
心に永遠の安らぎを見つけることが出来たなら
そっと、この人生を祝福しよう
熱狂の日々は戻らないけど
喜びも悲しみも呑み込み 果てなく広がる海に
心も溶ける穏やかな時間
今、もう何も願わず、待つこともなく
わけもなく溢れる涙もそのままに、
いい夢を見た・・・
空高く手を伸ばし静かに微笑めば
海面を風が吹き渡り、
美しい光が私を包む