海を航る詩

外洋ヨットで海を航く悲喜こもごもの詩を朗読(映像つき)

希望の船


  

輝く朝

蒼い月の夜

波は打ち寄せては砕け

時は瞬く間に今を通り過ぎ過去になる

 

いつも大切なものは目に見えず

触れることもできず形もなくそこにある

だからもう欲しくもないものを追いかけるのはやめて

今この瞬間の心のままに自分のための時間を使おう

そんな時の積み重ねが孤独に打ち勝つ心を支えてくれる

 

進む道は間違っていない

輝く陽の光の中を行く

この船は希望そのもの

たとえ海が荒れても

なんとか折り合いをつけて前へ進もう

勇気と誇りをもって