海を航る詩

外洋ヨットで海を航く悲喜こもごもの詩を朗読(映像つき)

2019-01-01から1年間の記事一覧

梅雨の海

梅雨の海 挨拶の常套句で “うっとおしい季節” といわれる梅雨。 洗濯物は乾かないし、傘は荷物になるし・・・ でも6月、「雨の匂いのする海」に心惹かれる海の仲間は少なくない。 そぼ降る雨のなか、船を出す時のときの「切ないような胸のときめき」は遠い…

私の時間

「私の時間」 海で過ぎる時間は陸のそれとは別物。 「時は金なり」 と常に労働時間の短縮が課せられ 大人になった私たちは意味ある時を過ごし 齢を重ねてきたと思っている。 思い起こすことはあるだろうか・・・ 時をお金に変える社会で生きながら お金を時…

マストが星を連れて行く

「マストが星を連れて行く」 水平線に 今、夕日が近づいたと思ったら あっという間にもう夜の帳が下りる さっきまで向こうで待っていた月がくっきり浮きあがる 眠気覚ましは用意した! 向かう先に闇が大きな口を開けている 新しい世界へ踏み込むように目を凝…